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レポート

グローバル・トランザクショナル・リスク・クレーム・レポート 2022

本レポートは、2017年1月から2021年12月に全世界でマーシュが手配した表明保証保険での1,100件超の事故報告のあった保険金請求事案についての分析結果をまとめたものです。

M&Aでのリスク・マネジメントおよびディール円滑化の手段として表明保証保険(R&W保険/W&I保険とも呼ばれる)の利用が増え続けており、それに伴い保険金請求に関する事故報告(*)も世界的に増加しています。

(*)以下このレポートでは表明保証違反等を「事故」、表明保証保険に基づいて保険金請求の通知を行うことを「事故報告」といいます。

本レポートでは、2017年1月から2021年12月までの間に、マーシュが全世界で手配した表明保証保険での1,100件超の事故報告のあった保険金請求事案についての分析結果をまとめたものです。.1   この対象期間において、M&A案件における表明保証保険の利用が飛躍的に増加したことに伴い事故報告のプロファイルが充実してきました。

また、この間我々は新型コロナウイルス感染症の大流行など、経済に影響を及ぼす未曾有の世界的な社会経済・政治情勢の変化を目にしてきました。

本レポートでは、グローバルおよび地域別の両方の観点から、表明保証保険の保険金請求に与えた影響に焦点を当て、今後の保険金請求告がどのように推移するかにつき概説いたします。

最新の統計、トレンド、見立てについて、「グローバル・トランザクショナルリスク ・クレームレポート」をダウンロード。

世界的な概況

  • 事故報告の件数は2017年から2020年の間で5倍になり、右肩上がりで毎年増加しました
  • 2021年には、新型コロナウイルス感染症の大流行の影響もあったせいか事故報告の件数が減少しましたが、2022年後半からは再び事故報告の件数の増加が想定されます
  • 事故報告のあった保険契約の割合は、全世界平均で一定して14%~16%で推移しています.2
  • 2017年以降、マーシュが表明保証保険を手配した顧客に対して累計で500百万USD以上の保険金が支払われています
  • 中でも財務諸表および租税の表明保証違反に基づく事故報告が最も多くなっています

APAC(アジア太平洋地域)の概況

マーシュのAPACの顧客は、表明保証保険を使い慣れてきており、リスクを保険会社に転嫁することのできるディールの円滑剤としての表明保証保険のメリットを認識してきています。補償の確保と実際の保険金の支払いという点でのこの保険の良さ、また保険会社での試行錯誤により確立された事故処理手続きにより、この地域のM&Aの特徴の一つとして表明保証保険の利用がさらに定着してきました。

事故に際し保険金の支払いを受けるためには、早期に事故報告を行い、損害額を立証する十分な証拠と共に十分整理された事故報告を提出することが有効であるとの認識が被保険者の間に浸透してきています。

近年、APACでの表明保証保険の契約件数が飛躍的に増加しています。2021年の保険金支払額は2017年の3倍以上となると共に、急速に保険金支払件数が増加していることが確認されました。

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グローバル・トランザクショナル・リスク・クレーム・レポート 2022 日本語版

2017年1月から2021年12月までに、全世界でマーシュが手配した表明保証保険での1,100件超の事故報告のあった保険金請求事案についての分析結果です。


1 本レポートには、2017年および2018年の太平洋地域のデータは含まれていません。また、本レポートには、特定の税務リスク保険および偶発債務保険に関する保険金請求事案のデータも含まれておりません。
2 どの類型の表明保証違反に関する保険期間も満了に近づいている証券。