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Press release

アジア保険市場 2025年 第1四半期

グローバルベースでの企業向け保険料率は2025年1-3月期(第1四半期)に3%の低下となり、総合的な保険料率としては3期連続で低下

東京 2025年5月27日 | 保険仲介とリスクマネジメントの世界的なリーディングカンパニーであるマーシュ(NYSE: MMC)が発表したマーシュ・グローバル・インシュランス・インデックス日本語版によると、グローバルベースでの企業向け保険料率は前四半期の2%の低下に続き、2025年1-3月期(第1四半期)は3%の低下となり、7年間にわたって上昇を続けてきた保険料率が3期連続で低下しました。

これは、2021年第1四半期に初めて見られた傾向が継続しているもので、既存の保険会社による引受キャパシティの拡大と新規参入した保険会社の増加により、グローバル保険市場での保険会社間の競争が激化していることが要因のひとつです。この傾向は、保険会社が商品やサービスの拡充を進め新たなビジネスチャンスを積極的に模索している財物保険、金融・プロフェッショナル分野の保険、サイバー保険において特に顕著です。

各地域の総合的な保険料率は前年同期比で低下しました。パシフィック地域で8%、英国は6%、インド、中東、アフリカ地域(IMEA)は4%、アジアとカナダは3%、ラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC)は2%、米国と欧州は1%とそれぞれ低下しました。

その他のトレンド

  • グローバルの財物保険の保険料率は6%の低下:前四半期に3%低下に続き、今期は6%の低下となりました。地域別で見ると米国とパシフィック地域は9%と最も低下率が顕著で、英国では6%、ラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC)と中東、アフリカ(IMEA)地域では4%、カナダは3%、欧州とアジアでは1%の低下となりました。グローバルの財物保険市場は、保険会社の業績が堅調であることに加え、再保険料率の低下に伴い、引受キャパシティの増加が見られています。
  • グローバルの賠償責任保険は4%の上昇 :前四半期と同様に4%の上昇となりました。これは米国における保険料率が8%上昇したことが大きく影響しており、その主な要因として損害賠償請求の頻度と大きさが挙げられます。米国の保険市場のキャパシティは今期も引き続き厳しい状況でした。その他の地域では、1 桁台前半の上昇または低下にとどまりました。
  • グローバルの金融・プロフェッショナル分野の保険料率は6%の低下:前四半期と同様に6%の低下となりました。これは、保険会社間の競争が引き続き活発であることと、引受キャパシティの増加によるものと見られます
  • グローバルのサイバー保険料率は7%の低下:前四半期の7%の低下に続き今期は6%の低下となり、その他の地域でも低下傾向となりました。企業はリスクマネジメントに積極的に取り組む姿勢を強め、削減できた保険料を、補償範囲の拡大や自己保有率の削減、支払い限度額の引き上げに充当するケースが増えています。

本報告書について、マーシュのグローバル・プレースメント部門の統括責任者であるJohn Donnellyは、次のよう述べています。「企業向けグローバル市場におけるマーシュの顧客を対象にした傾向としては、保険会社間の競争激化、低い再保険料率の設定を背景に、米国の賠償責任保険を除き平均的に改善傾向が続きました。予期せぬ状況の変化がない限りこの傾向が全体的に継続し、保険市場における競争も一段と激しくなるものと思われます。当社は、顧客がコストを適切に管理し、バランスシートを健全に保ちながら、変化する市場環境に対応できるよう支援することに全力を尽くします」

マーシュについて

マーシュマーシュ・マクレナン(NYSE: MMC)の一員であり、世界有数の保険仲介およびリスクアドバイザーです。マーシュ・マクレナンは、リスク、戦略、人的資本の領域におけるグローバルリーダーであり、マーシュガイ・カーペンターマーサーオリバー・ワイマンの4つのビジネスを通じて、世界130ヵ国にわたるクライアント企業にサービスを提供しています。マーシュ・マクレナンは、年間総収入240億米ドル超、総勢約90,000名以上のスタッフを擁し、未来への確かな視点を通じて、ビジネスを成功へと導くサポートをしています。詳細についてはmarsh.com、あるいはLinkedInX をご覧ください。

Media contacts

Eri Amano

天野 絵理

マーケティング広報 シニアマネージャー マーシュ・マクレナン