
東京 | 2022年5月31日
保険仲介とリスクマネジメントの世界的なリーディングカンパニーMarsh (以下マーシュ)が発表したマーシュ・グローバル・インシュランス・インデックス日本語版によると、グローバルベースでの企業向け保険料の上昇は2022年1-3月期に11%増、2021年1-3月期以来緩やかな保険料の上昇傾向が続いています。保険料は18四半期連続で上昇となり、ほとんどの保険種目と地域で引き続き緩やかな上昇を見せています。
アジアにおける2022年1‐3月期の企業向け保険料は3%の上昇となりました。また、そのほかの地域の多くでは、金融・プロフェッショナル分野の保険の伸びが鈍化したため、保険料の上昇は緩やかになりました。保険料の上昇率は、英国では20% (2021年10-12月期の22%から低下)、米国では12% (14%から低下)し、これらの地域は引き続き世界全体の保険料の推移をけん引しています。パシフィック地域の上昇率は10%(13%から低下)、欧州大陸では6%(9%から低下)でした。ラテンアメリカ・カリブ海地域(中南米)は例外で、2四半期連続で6%の上昇となりました (2021年10-12月期の4%から上昇)。
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マーシュ・スペシャルティ部門およびマーシュ・グローバル・プレースメント部門の統括責任者であるルーシー・クラークは次のように述べています。「ウクライナ危機は、人道的な悲劇であると同時に、顧客にとって既に厳しい保険市場にさらなる困難を与えています。また、インフレの高まりが損害額やリスクの上昇に影響を及ぼし、それが保険料に反映される可能性があることも認識されつつあります。しかしながら、市場原理は引き続き堅調であり、料率上昇は緩やかな傾向が続くでしょう。私たちは今後も、競争力のある保険料や補償内容を確保すること、また変化する市場力学がお客様のリスクにどのような影響を与えるかに関する有意義な情報を提供することを通じて、顧客を支援してまいります。」
保険仲介とリスクマネジメントの世界的リーディングカンパニーであるマーシュは、約45,000名以上の従業員が130か国でデータに基づくリスクソリューションとアドバイザリーサービスに従事しています。マーシュは、リスク、戦略および人的資本の分野におけるグローバルなコンサルティング・ファームであるマーシュ・マクレナン(ニューヨーク証券取引所上場:MMC)の一員です。マーシュ・マクレナンの年間総収入は約200億米ドル超、マーシュのほか、ガイ・カーペンター、マーサーおよびオリバー・ワイマンを傘下に各分野で業界をリードし、お客様を支援しています。詳細情報についてはmmc.com, LinkedIn、Twitterをご覧ください。マーシュ・マクレナンは情報提供ツールBRINKを運営しています。