ケーススタディ#1:20億米ドルの補償不足に直面した電力プロジェクト
東南アジアのエネルギー電力プロジェクトに新規参入したある企業は、以前の所有者がリスクの50%以上をキャプティブ自家保険で対処していたため、所有者の売却後に20億米ドルに及ぶ引受キャパシティの不足に直面しました。
また、評価額や事業中断(BI)の情報を数年間更新しておらず、リスクエンジニアリングの改善も停滞していました。当時はエネルギー保険市場が巨額な損害に直面し、同プロジェクトでは一度も損害が発生していないにもかかわらず、保険料が急騰する可能性がありました。
マーシュのリスクコンサルタントは、最初にお客様の保険評価額や申告価格の更新をお手伝いしました。そして、リスクエンジニアリングや危機管理の側面もサポートし、お客様のリスクプロファイルを改善しました。さらに、マーシュのグローバル保険手配チームは保険会社に対して、改善後のリスクプロファイルを効果的に分かりやすく説明し、同プロジェクトの引き受けが持続可能である点を証明することで、保険付保を叶えました。また、広い市場との関係性を活かして、保険の限度額が倍増したにもかかわらず、以前の所有者と同等の有利な保険条件を得ることができました。
マーシュが誇る保険手配の専門家が支援した結果、お客様は2年間の固定レート、かつ以前よりも3.5%安い保険料*で契約を締結できました。