別法人のサイト(外国のサイトを含みます)へ接続します。

これより先は別法人のサイト(外国のサイトを含みます)へ接続します。
接続する場合は「別法人のサイト(外国のサイトを含みます)へ接続する」を、接続しないでこのメッセージを閉じる場合は「このページにとどまる」をクリックして下さい。

Skip to main content

Global Insurance Market Update

アジア保険市場 : 2023 第2四半期

2023年4-6月期、アジアにおける保険料率は横ばい。グローバル保険市場とアジア保険市場に関する最新レポートの詳細はこちらからダウンロードしてください。

アジアにおける保険料率の推移は、2023 年1-3月期の 1%の上昇に対し、4-6月期は同率(±0%)でした

グローバルベースでの企業向け保険料率は、2023年1-3月期の4%上昇に対し4-6月期は3%の上昇となりました。

保険料率の上昇が最も大きかったのは台湾で24.5%の上昇、フィリピンで18.6%の上昇であった一方、保険料率の低下が最も大きかったのは香港で-6.6%、中国で-2.1%の低下でした。

このインデックスは、マーシュ独自のグローバルベースでの企業向け保険料の保険更改時の変動指標であり、マーシュが取り扱う保険料の90%近くの保険料データが指標のベースとなっており、世界の主要保険市場の状況を反映しています。

アジアにおける第 2 四半期の財物保険料率の推移は、過去 5 四半期と同じ 2%の上昇となりました。

  • 財物保険料率の上昇が最も大きかったのは台湾27.5%とフィリピン20.0%でした。
  • 保険会社は、自然災害の影響を受ける地域での補償内容、インフレ環境、事業中断やサイバー保険の補償内容などについて引き続き注視しており、場合によっては条件に制限をかけることもありました。

アジアにおける賠償責任保険料率の推移は、1-3月期の-2%に対し、4-6月期は-3%となりました。

  • 賠償責任保険料率の上昇が最も大きかったのはフィリピン12.0%と台湾で、それぞれと6.9%でした。
  • 賠償保険料率の低下が大きかったのは香港の-9.8%と韓国の-7.0%でした。
  • 保険会社は引き続き、訴訟によるクレームの増加や資材コストの上昇に注目しています。

アジアにおける金融・プロフェッショナル分野の保険料率は、2023 年1-3月期は横ばいであったものの、4-6月期は 5%の低下となりました。

  • 保険料率の上昇が最も大きかったのはインドで9.0%、台湾で5.5%、日本で3.8%でした。
  • 金融・プロフェッショナル分野の保険料率の低下が大きかったのは中国の-13.5%、香港の-7.5%、韓国の-4.5%でした。
  • 金融機関(FI)ラインの保険料は、犯罪保険を除き、全般的に低下しました。

アジアにおけるサイバー保険の保険料は概ね安定し、4-6月期は8%の上昇となりましたが、これは新規参入により競争力のある保険会社が増加したためです。

  • サイバー保険の保険料率の上昇が最も大きかったのはインド22.5%、台湾17.5%、フィリピン12.5%でした。
  • ランサムウェアに関する保険会社の懸念は継続していますが、企業がサイバーリスクマネジメントを改善しつつあるため、保険金請求の頻度は減少しました。