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グローバルおよびアジアの保険市場インデックス

アジア保険市場の保険料率:2026年第2四半期

アジアにおける企業向け保険料率は、前四半期と同様に全体的に5%低下しました。

  • ベトナムは前四半期と同様に11%の上昇を記録しました。
  • 台湾は-16%(前四半期 -12%)、韓国は-12%(前四半期 -16%)と、前四半期に続き大きく低下しました。 

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2026年4-6月期のグローバルベースでの企業向け保険料率は全体で6%低下し、8四半期連続の低下となりました。

四半期ごとに発表されるグローバル保険市場インデックスはマーシュ独自の指標です。契約更改時の企業向け保険料率の変化を示しており、世界の主要な保険市場に関する実用的な情報を提供しています。アジア市場に関する主要ポイントは下記のとおりです。

アジアの財物保険料率は、保険会社間の競争激化と引受余力の拡大を受け、5%低下

  • ベトナムは、政府などによる規制料金表により財物保険料率が13%上昇し、最も上昇率の高い市場でした。
  • 台湾は18%、韓国は13%低下し、いずれも大幅な低下となりました。 

アジアの賠償責任保険の料率は、アジア域内およびグローバルで引受余力が十分にあることから、前四半期の2%低下に続き、3%低下

  • 韓国は前四半期同様、12%低下し、大きな低下率となりました。
  • アジア市場では、日本を除く多くの市場で、一般賠償責任保険の料率は低下または横ばいとなりました。一方で、日本では料率上昇が見られました。

アジアの金融・プロフェッショナル分野の保険料率は、アジア域内での安定した引受余力を背景に7%低下

  • 中国は-14%(前四半期 -10%)と、最も大きな低下となりました。
  • 役員賠償責任保険(D&O保険)の料率は、アジアの大半の市場で低下した一方、ベトナムでは横ばいとなりました。

アジアのサイバー保険料率は、前四半期の6%低下に続き、8%低下

  • 韓国は-18%(前四半期 -13%)と、最も大きく低下しました。
  • 保険会社は、重点市場・業種における引受余力の拡大を継続し、高水準な競争環境が続きました。
  • 人工知能(AI)の普及でサイバー犯罪のリスクが急増し、規制当局の取り締まりが厳しくなったため企業はセキュリティの強化を迫られています。これを受けて保険会社各社は、AI関連リスクの引受に一段と慎重な姿勢を強め、サブリミットや免責の見直し・厳格化を進めました。しかし、このような状況にもかかわらず、多くの企業は保険の更新時に、結果として従来よりも高い補償上限額を勝ち取り、より幅広い補償を確保することができました。

“多くの企業は、このような好ましい保険市場の動向を好機ととらえ、保険プログラムを見直し、保険料削減をリスク戦略の強化に充てることが重要です。とりわけ、地政学的緊張の高まりや自然災害リスクの拡大、AI関連のサイバー脅威の増大によって、企業を取り巻く不確実性は一段と高まっています。こうした環境下では、自社のリスクを十分に把握し、それに基づいて適切な判断を行うことが、より有利な契約につながります。”

Brent Clawson
マーシュ リスク アジア、プレイスメントリーダー

アジアの総合的な保険料率の推移

“競争が激しいシンガポールの保険市場は、企業にとって保険プログラムを見直す好機となっています。自社のリスクを正確に把握・分析し、保険プログラムの強靱性を高めましょう。”

Joey PS Lim
マーシュ リスク シンガポール、プレイスメントリーダー

中東情勢の先行きが見通しにくい状況が続く中、インフレによるコスト上昇も踏まえ、”インフレによって利益保険の補償が不十分ならないために”では、補償の抜け漏れを防ぐためのポイントをご紹介します。

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