別法人のサイト(外国のサイトを含みます)へ接続します。

これより先は別法人のサイト(外国のサイトを含みます)へ接続します。
接続する場合は「別法人のサイト(外国のサイトを含みます)へ接続する」を、接続しないでこのメッセージを閉じる場合は「このページにとどまる」をクリックして下さい。

Skip to main content

グローバルおよびアジアの保険市場インデックス

2025年第1四半期(1-3月期)

マーシュのグローバル保険市場インデックスによると、2025年1-3月期のグローバルベースでの企業向け保険料率は3%の低下となり、7年間にわたって上昇を続けてきた保険料率が3期連続で低下しました。

本インデックスはマーシュ独自の指標であり、契約更改時の企業向け保険料率の変化を示し、アジアの保険市場の状況を映し出しています。

アジアの総合的な保険料率:2025年1-3月期は前四半期と同様に3%の低下でした。

  • タイ-16%(前期-6%)、韓国-14%(前期-9%)、マレーシアは-10%(前期-7%)、と前四半期と比べて大きく低下しました。
  • 一方、日本は4%(前期3%)と大きく上昇しました。
  • 台湾は前四半期と同様の11%の上昇となりました。

アジアのレポートをダウンロードする

財物保険の料率は、前四半期と同様3%の低下

  • 保険会社は特に高リスクと見なされる業界、経営難に陥った企業、損害履歴のある企業に対して、引き続き厳格な引受規律を維持しています。
  • 国際市場および再保険市場を中心に引き続き競争が強まり、顧客は更改時に現地や地域、およびグローバル市場全般に有利な条件を獲得しやすくなりました。

賠償責任保険の料率は2%の低下(前四半期は1%の低下)

  • 損失がなかった企業やロンドン市場の競争力の高い引受キャパシティを活用した企業は、保険料率が‐5%から‐10%と大きな低下となりました。
  • 保険会社は、PFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)関連の引受リスクをめぐり、一部の保険会社は広範に免責を適用した一方で、選択的または部分的に免責を適用する保険会社も見受けられました。
  • 韓国は-17%(前期‐12%)、マレーシアは‐9%(前期‐1%)、タイは-7%(前期‐6%)、と前四半期よりも低下しました。
  • 日本は7%の上昇(前四半期は6%の上昇)となりました。

金融・プロフェッショナル分野の保険料率は8%の低下(前四半期は9%の上昇)

  • キャピタルマーケットの活動が抑制的であった影響で新規事業の機会も狭まり、契約更改時の競争が激化しました。
  • 役員賠償責任(D&O)保険の料率は地域全体で平均10%から20%の低下となり、総合的な保険料率に再び大きな影響を与えました。
  • マレーシアは‐18%(前期‐7%)、タイは-13%(前期‐8%)、韓国は-12%(前期‐11%)、と前四半期よりも低下しました。

サイバー保険の料率は8%の低下(前四半期は11%の低下)

  • 市場への新規参入および既存の保険会社の引受キャパシティの増加を背景に保険会社間の競争が激化し、保険料率が低下しました。
  • 保険会社は、ランサム攻撃の深刻度および高度化によるデータ暗号化や事業中断を、引き続き重大な懸念事項としています。
  • 保険会社と再保険会社は積極的に戦争およびインフラ関連の免責事項を見直しました。
  • 中国は13%の低下(前四半期は3%の低下)となりました
  • シンガポールは前四半期の18%の低下と比べ、3%の低下と穏やかな低下率となりました。

アジアにおける保険料率の安定化と、堅固なリスク管理戦略を策定した企業に対する有利な保険条件の設定は、補償ギャップに対処する絶好の機会となっています。

貴社の保険戦略が、多様化したビジネスリスクに対応するために、マーシュでは 以下の4 つのソリューションを提供しています。

  1. インフレによって利益保険の補償が不十分ならないために
  2. 事業中断保険(BI)および評価額の見直し
  3. リスクファイナンス最適化により、適切な保険プログラム構成を選択する方法
  4. 費用面でより効率的な引受キャパシティにアクセスする方法

アジア保険市場における総合的な保険料率の推移