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グローバルおよびアジアの保険市場インデックス

アジア保険市場の保険料率:2025年10-12月期(第4四半期)

アジアにおける企業向け保険料率は、前四半期と同様に全体的に5%低下しました。

  • ベトナムは15%(前四半期 -11%)、日本は1%(前四半期 6%)上昇しました。
  • 韓国は-17%(前四半期 -25%)、台湾は-16%(前四半期 -14%)と前四半期に続き、大きく低下しました。

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2025年第4四半期におけるグローバル保険市場の企業向け保険料率は全体で4%低下し、6四半期連続の低下となりました。

四半期ごとに発表されるグローバル保険市場インデックスはマーシュ独自の指標です。契約更改時の企業向け保険料率の変化を示しており、世界の主要な保険市場に関する実用的な情報を提供しています。アジア市場に関する主要ポイントは下記のとおりです。

2025年10-12月期におけるアジアの財物保険料率は保険会社間の競争激化を主な要因として5%低下

  • ベトナムは、タリフにより財物保険料率が18%上昇した唯一の市場でした。
  • 韓国と台湾は-18%となり、最も低下しました。

2025年10-12月期におけるアジアの賠償責任保険の料率は1%低下(前四半期は3%低下)

  • 日本はアジア市場で唯一、前四半期と同様に7%の上昇を記録しました。
  • 韓国は-17%となり(前四半期は-21%)と大きな低下となりました。
  • エクセス、アンブレラ保険の料率は、横ばい、もしくは、わずかな変動を見せました。一方、米国に関連するリスクは5%から10%上昇しました。

2025年10-12月期におけるアジアの金融・プロフェッショナル分野の保険料率は、10%低下(前四半期は8%低下)

  • 中国企業の新規株式公開(IPO)が香港をはじめとする地域取引所に移行したことで、取引機会が減少し、役員賠償責任保険(D&O保険)に低下圧力が生じました。
  • 香港-5%(前四半期-15%)、マレーシア-18%(前四半期-14%)と、保険料率の低下が見られました。

2025年10-12月期におけるアジアのサイバー保険料率は10%低下(前四半期は5%低下)

  • サイバーインシデントの増加と規制要件の高度化が、引き続き強い市場需要を牽引しています。
  • 保険会社は、サイバー攻撃による物的損害、ソーシャルエンジニアリング詐欺、サプライチェーン攻撃に対する補償を含む保険商品などを拡充しつつあります。
  • タイではサイバー保険料率が-23%と過去最大の低下率となり、インドネシア、韓国、シンガポールでも-13%の低下となりました。

保険会社は生成AI関連リスクに対する約款改定を行い、複雑なサプライチェーンにおける第三者からのサイバーリスクへの監視を強化しました。マーシュのフレームワークは「理解>測定>管理>対応」の4段階で構成されており、深刻化するサイバーセキュリティリスクから企業の皆さまをサポートいたします。サイバーリスクに対するリスク管理戦略を見直す良い機会としてご検討ください。

アジアの総合的な保険料率の推移