現在の取り組み
近年は地政学リスクに加えて気候変動リスク、サイバーリスク、燃料や原材料の高騰、著しい株価や為替の変動等、世界全体に先を見通せない不確実性が蔓延し、企業経営は極めて多くのリスクに晒されています。
このような状況の中、企業から弊社に寄せられるご質問や課題は多種多様で、中には極めて難易度の高いものも多く、
・海外事業への投融資に関連するポリティカルリスク保険
・大規模インフラプロジェクトに関連する各種保険
・半導体製造に関連する財物保険や利益保険
などが挙げられます。特に、過去に事故が発生し、保険会社の引受成績が悪いリスクカテゴリーの案件への対応は非常に難易度が高いのが実情です。
このような案件は、リスク保有とリスク転嫁のバランスを見直し、且つ、自動消火設備の設置といった各種のロス・コントロール施策を導入することが求められます。
また、国内の保険会社だけでは必要な限度額を確保できない場合には、お客様と共にロンドンやシンガポールなどの保険市場に出向き、海外の再保険会社に対してリスク対策についての詳細とビジョンを共有する「ロードショウ」を行います。このロードショウは、いわば「保険IR」とも言えるもので、お客様が自ら再保険会社に対して自社のリスククオリティの高さをアピールすることにより多く再保険キャパシティを集める取り組みです。
マーシュは、これからもお客様から信頼されるリスクアドバイザーとして、お客様と共にリスクに向き合い、お客様にとって最適なリスクソリューションを提案してまいります。
本件についてご興味をお持ちの場合、以下よりご連絡ください。
本コンテンツについては2024年10月23日に新日本保険新聞(https://www.shinnihon-ins.co.jp/)に掲載されたものから転載/抜粋しております。